こんにちは
本日の症例ブログは肩の痛みについてです。
腕を挙げると右肩に痛みが出ているスポーツをされる女性が来院されました。
何度か同じ痛みを繰り返されているようです。
姿勢は良く柔軟性もあります。
綺麗な姿勢を保とうとして胴体部の動きが伴わない腕の動きを繰り返すと肩甲骨周りの筋に負担がかかります。
結果鋭い繰り返す痛みが発生します。
球技の投球動作も同じことが言えて下半身から胴体部、腕までしっかり連動していないと肩回りにトラブルを起こします。
全体を考慮しない筋トレが身体を痛める理由もここにあります。筋の肥大が連動を阻害してしまうのです。
連動を阻害するのはたいてい背骨を中心とする3軸の動きです。前後、左右、左右の捻じりです。
美しい腕の動き、力強い腕の動きは自由な3軸の動きから生み出されます。
逆に短く見える腕、力んだ投球動作は3軸が緊張しているために起こります。
参考までに、青い服を着ている女性の腕の動きと連動する身体をみてください。後ろの方と比較すると良く分かります。もちろん皆トップクラスの人達ですが。それでも差が際立ちます。
触診、問診、動診にて
①無理な姿勢(身体の横のラインが緊張した状態)での挙上動作の繰り返し
②腕のラインの緊張、圧痛強
③頸部の緊張
以上を踏まえ施術行いました。
座った状態で腕のラインを整えていきます。母指球と腕橈骨筋を押圧しながらつらい挙上動作を繰り返します。5回ほどで痛みが消失します。次に三角筋の硬結を探します。(数本の筋が束ねられている多羽状筋と呼ばれるこの筋は前部、中部、後部に分かれ動作によって酷使される場所が違います。)この方は前部と中部の境目付近に硬さと痛みが出ます。母指球と三角筋硬結をとらえ更に挙上動作を繰り返します。可動域が拡がっていきます。身体の連動の話をお伝えし、脇腹(腹斜筋、大腰筋部)を掴み挙上動作です。脇が伸びていき腕が伸びていきます。肩の痛みが取れたところでうつ伏せで殿筋の調整と脊椎の調整をし仰向けで頸部を緩め施術終了しました。
スポーツで繰り返し肩の痛み起こさている方、肩以外でも同じ場所を繰り返し痛められている方。
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療など様々な治療技術を用いて辛さの改善に努めております。姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。
全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
お身体の痛み・歪み等のお悩み、美容のお悩みなどございましたら、お気軽にご相談くださいませ
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